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Liveの感想とか中心に。 セットリストだけ書いて後から書き足しとかもします。
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set list

01.Wordplay
02.Life Is Wonderful
03.Unfold -Gypsy MC
04.Please Don't Tell Her
05.Did You Get My Message
06.Bella Luna
07.Mr. Curiosity
08.I'm Yours
09.instrumental
10.You and I Both
11.O.Lover
12.The Remedy (I Won't Worry)
13.Song For A Friend<encore>
14.Please Don't Tell Her
15.Geek In The Pink

(about 100min)

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なんせ平日なんでギリギリまでいけるか分からなかったものの
当日券でなんとか開演前には間に合う。

初来日がサマソニだったからなのか、
ロキノンでも取り上げられるような「ダサくないメタル」というパブリックイメージを持たれているからなのか
客層はそれこそ洋楽のライヴにいるような普通の若者ばかり。
しかも女子多し。メタTシャツ少ねー。

アルバムと同じ"Intro"のSEから"Her Voice Resides"の絶叫でライヴはスタート。

7割くらい入った客は最初から大盛り上がりで最前フロアはモッシュもどきも起きてました。
女子多目だったのでルックス目当てで来てる人が多いのかなーとも思ってましたが、
サビはみんなちゃんと合唱してました。

むしろそれに助けられてたのがVo&Gのマットで
最初のうちは客に歌わせるのが好きなのかなと思ってましたが、
デス声は頑張って出してましたけどサビのクリーンVoでの高音パートはきつそうだった。

後でネットで知った話ではマットはこの時風邪気味で喉もはれてたらしい。
加えて休みなしの4日連続のショウの最終日だったわけでそら声は出んわな。

デス声もコーラスのジェイ(Ba)ことジェイソンの頑張りが大きかったというか
今回のライヴでライヴらしい動きをしていたのはジェイだけだった気がします
。ドラムはクアトロじゃ当然見えないし、パッジ(G)は私の位置とは反対側だったのでやはり見えなかった。
(つまりこちらまで動いてくるようなアクションもなかった)
マットはギターソロの時にヘドバンするようなことはあっても基本的にフロントに立ちっ放し。

その中にあって比較的ステージを動いて、
終始ヘドバンしまくりで声も出てたジェイに目がいくのは当然ではありますが。

とにかく人気急上昇とはいえまだ新人バンド。
演奏が精一杯でライヴでのパフォーマンスまで気が回らない感じでした。
個人的には"Tears Don't Fall"のサビで最前フロアで立て続けに客が3人くらいクラウドサーフしてたのにビックリ。
そんなに人密集してなかったし女子多そうだったのになあ。

set list

01.Intro
02.Her Voice Resides
03.4 Words(To Choke Upon)
04.Suffocating Under The Words Of Sorrow(What Can I Do)
05.All These Things I Hate(Revolve Around Me)
06.The Poison
07.Spit You Out
08.Cries In Vain
09.Just Another Star
10.Tears Don't Fall
11.No Control

<encore>
12.Hand Of Blood
13.The End

(about 60 min)

今年はとにかくライヴに行きました。

上半期はそうでもなかったけど下半期にメタル系の公演が集中したこと。
社会人クオリティではした金があること。
何よりその時期の仕事が順調で平日のライヴを観に行ける時間に退社できたこと。

そこら辺が主な理由だと思いますけど今チケット数えてみたらトークライヴとかも含めて27本でした。
バカじゃないのこの人。

もちろんその全てがメタル系というわけではなく、
時間と興味があればということでアニソン系にも足を運んだり(そして大抵ガッカリしたり)、
メタル系の公演をチェックしている時に他の来日アーティストにも目を通している内に
興味を持ってCD買ったりライヴに足を運んだりする内に洋楽ロックのミーハーファンになって
ロキノンに書かれているバンドがわかるようになったりしました。(どうでもいい)

そんな1年の中でとりわけ楽しかったライヴをテキトウな格付けでお届け。行ってみよう!
 

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No.1 RAGE at 心斎橋 Club Quatro 2005/02/05

まあ信者的出来レースですが。

でも今思い出してもこの日のステージは異常でした。
ファンの自分ですら何かの間違いかと思う観客動員数。
2005年私が参加したクアトロクラスのどのメロパワバンドよりも多かった。
(ちなみに東京の渋谷クアトロでは1日公演だったとはいえSold outだったそうで)

ライヴDVD同様、新作から始まると思っていたらメンバーが飛び出してきて
ヴィクター・スモールスキーが繰り出したリフが"Don't Fear The Winter"だと判った瞬間のフロアの爆発は
今でもよく憶えています。

ただそれ以降は窒息しそうな過密状態の前方フロアで急ブレーキの電車宜しく右に左に押しやられ、
前から3、4列目くらいの位置にいたにもかかわらずメンバーが全然見えなかったのも憶えています。

まあそんなん関係無しに次々繰り出されるキラーチューンを
メロイックサインを高々と突き上げつつ大合唱したのですが。

信者フィルターを抜きにしても今年BESTと言い張れるまさに「熱狂」の一夜でした。
日本クラウン洋楽撤退に伴い、来年発売される新譜は
今や旬のバンド総取りのマーキーから出ることになりますが
あそこは収益が見込めるバンドはアルバム発売の数ヶ月前から
来日公演を発表したりと力を入れてくれるので今年もこの夜に負けない夜がやってくることを期待しています。
 

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No.2 THUNDER at 大阪 BIG CAT 2005/06/29

1位と3位は云ってみればベストアルバム的選曲のライヴだったので
新作発表に伴うライヴではこのバンドが実質1位ですか。

「THUNDERのライヴは楽しい」と聞いてはいましたが実際に参加してみるとそれがよく解りました。

ヴォーカルのダニー・ボウズの客のコントロールの上手さもさることながら、
とにかくTHUNDERファンは受身じゃない。ダニーが「Sing!」と叫べばサビを丸々歌い、
「Jump!」と叫べば年齢問わず飛び跳ね
(それでいて密集してる他の観客に当たらないように&足踏まないように気を遣ってるのがわかるのなー。
ファンも英国紳士。テラスゴス)、
ダニーが「この中で新作買ってないやついるか~?」と聞いて
一人が手を挙げると一斉にブーイングを飛ばしたり(笑)
(すかさず「でも次の曲はお前の知らない曲だもんね~。皆あいつに向かって歌ってやれ!」
と返すダニーもさすがですが)
とファンとバンドの理想的な関係をTHUNDERというバンドのライヴでは見ることができるからなのですな。

なんか客のことばかり書いてますが、止まると死ぬといわんばかりに
会場の若いファンより激しくステージを跳ね回りながらもブルージーな歌声を響かせるダニー、
ライヴならではのツインリードを見せて会場を湧かせるルーク&ベン、
顔は恐いけど時折はにかんだ笑顔を見せつつブンブンベースをいわせるクリス、
そしてアルバム以上の爆音で演奏の屋台骨を支えつつ、アンコールではステージに独り残されて
(他のメンバーはボトル片手にドラムセットの前に座り込みくつろぎモード)
ギターで弾き語りつつも最後には歌詞をいじって笑いを取るTHUNDERのムードメーカーハリーと
メンバー各々のキャラが立ってるというのもこのバンドの大きな魅力でしょう。
(モトリーのトミーとか、RAGEのマイクとかドラムのキャラが立ってるバンドってやっぱり個性的な気がします)

そんなTHUNDERですがなんか2月にチッタ川崎で2日連続公演を行うそうですよ。
しかも選曲はファンのリクエスト投票に基づいて日ごとに違うセットリストを演奏し、
その模様を完全収録したDVDを世界的にリリースするのだとか。

そのDVDには同時期に行われる「THUNDERと行くバスツアー」(!)も収録されるそうで
別にBIG IN JAPANというわけでもない(母国イギリスで確固たる人気を維持している)THUNDERが
ここまでしてくれるというのはそれだけTHUNDERが日本のファンを大切にしてくれていることの現れでしょう。

スラドミ05以来のマジ東京羨ましいモードですが、
さておきHR/HMが好きでTHUNDERというバンドをよく知らない人は
これを期に是非一度THUNDERの会場へ足を運んでみて下さい。

THUNDERのメンバーの高い演奏力と面白いキャラクター、
そしてそれを支持するファンとの間で生み出されるひたすらアットホームで楽しい空間の虜になること請け合い。

別にDVDに映りたいとは思わんけど、メッチャ見たいなあ。
 

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No.3 ACCEPT at Namba Hatch 2005/07/31

「熱狂」という意味では1位に負けていない盛り上がりを見せた「伝説のバンド」の再結成ツアー。

会場を埋め尽くすは普段どこで働いてるのと聞きたくなる
見事な黒髪ロンゲにガンベルト、メタルバンドのパッチつきジージャンという
80年代で時が止まっているかのようなメタルバカ共。

そんな異様な風体の集団が統率された軍隊の如きフォーメーションを見せるバンドの動き、
そしてこの再結成に伴ってギタリストとして復帰したウルフ・ホフマンのクラシカル演奏に合わせて
歌い、叫び、そして一斉にヘドバン&エアギターを繰り広げる宗教じみた状況は、
ああ、メタルが世間的に認知されてた80年代末期ってどこもこういうライヴだったんだろうなあ
という感想を抱かせずにはいられないというかそんな冷静になっていられるわけあるかメッタハー!
という大合唱の一夜となりました。

インタビューで散々ウドが
「今の自分にとってACCEPTは過去でしかないと再認識した」と発言しているように、
楽しくて仕方ないという表情の他のメンバーに較べて
ウドだけが今ひとつやる気に欠けているように感じられましたが。

実際、サビはほとんど観客に振っていましたが、それでもイントロのメロディからサビまで
私を含め観客は終始歌い上げていたので特に問題はありませんでした。

ウドがそんな感じなので次にまたACCEPTを見ることができる可能性はあまり高くありませんが
できれば数年後にまた来て欲しいですなあ。
ヘドバンはともかくあそこまで周囲を気にすることなくエアギターができるメタルバンドは
今日日なかなかないので。
 

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No.4 MASTERPLAN at 心斎橋 Club Quatro 2005/06/15

やっぱり生で見るヨルン・ランデの歌唱力は凄かった。
あと顔も怖かった。

選曲に関しては選曲数が限られていた前回のツアーと違って
アルバム2枚から選曲が出来たはずなのに国内盤未収録の曲を演奏したり、
その割りに2ndのキラーチューン"Falling Sparrow"、"Black in The Burn"をやらなかったり、
MCや進行がグダグダだったりとマイナスポイントが多いものの、
疾走曲に頼らないミディアムテンポの楽曲の良さとそれをアルバム以上に魅力的にしてしまう
ヨルンの歌声の前には全て許せてしまう。
すごいヴォーカリストですわ。

んでもNo.1ヴォーカリストは次のバンドに送りたい。
 

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No.5 VISION DIVINE at 心斎橋 Club Quatro 2005/10/06

とにかくミケーレ・ルッピたんにつきます。

楽曲的にそれほど優れているわけでもないVISION DIVINEをあの夜に輝かせたのは
彼の歌唱力と新人離れした余裕あるライヴパフォーマンスだったのは間違いない。
とにかく次のSKYLARKなんてどうでもいいから彼の歌声をずっと聴いていたいと思ったもの。あの時は。

んあー、何かの間違いでHELLOWEENにでも入ってくんねーかなー。
VISION DIVINEはバンドの右腕であるKeyの人が脱退しちゃっていよいよどうなるかわかんねーし。
この才能はVISION DIVINEで埋もれていい存在じゃないですよ。
 

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No.6 CAESARS at 心斎橋 Club Quatro 2005/12/11

いきなりメタルじゃないのが入りましたが。
観客の少なさも気にせずアットホームな雰囲気で「どこか懐かしい気持ちにさせる」ロックを聞かせてくれた彼らに。
 


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No.7 GAMMA RAY at 心斎橋 Club Quatro 2005/11/28

新作発売から2ヶ月は経っていたのに
実質スケルトンツアー+新曲3曲という構成だったのがかなりガッカリ。
ヘニュさんの笑顔にひたすら癒されたのとSTORMWARRIOWの人と握手してもらえたのが良い思い出。
 


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No.8 MOTLEY CRUE at 大阪城ホール 2005/11/23

公演3日前にアリーナ席買えた時はどうなるかと思ったけど
いざ会場に足を運んでみれば彼らにしか出来ないエログロ満載の大掛かりなショーライヴに感動。
どの曲よりトミー・リーのソロとオッパイカメラのコーナーが長かったのは笑った。
 


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No.9 TRIVIUM at ZEPP OSAKA 2005/10/23

前座なのにメインよりデカイ音でビックリ。
最前フロアで繰り広げられていた話にしか聞いた事ないモッシュピットにビックリ。
しかしその爆音で繰り出されるヘヴィメタルなリフとソロの応酬に乗せられて
フロアがガラガラなのをいいことにヘドバン・ジャンプ・エアギターのフルコースを
40分間頑張りすぎて首と肩の筋肉痛を2週間以上引っ張ったのも良い思い出です。
 

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No.10 桃井はるこ at 大阪 BIG CAT 2005/11/03

今年のワーストライヴといってもいいangelaとそれに続くJAM Projectで
周囲の観客の態度に不愉快な思いをして
次がダメだったらもうアニソン系には行くまいと思って
「そういったジャンル」の極北であるモモーイのライヴにいったら存外そういった歌手のファンの方が
上記のようなユニットを観に来るライヴ慣れしてないミーハーなオタクより統率が取れていて
不快な思いをしなかったという貴重な体験をしたライヴでした。

カバン持ち込むのはアレだけど。
(あっちではそれはわりと普通のことみたいですけど)


ランクはそんな感じですが他には初めて「デスメタルのライヴ」を体験した
こないだのThe Black Dahlia Murder、
周囲のティーンエイジャーの若さを発散させる盛り上がり方に揉まれて
もう自分が若くないことを汗まみれで実感したHard-Fiなんかもランク入りしていい楽しさでした。

それにしてもやっぱりライヴは楽しいです。
会社でも度々行った事のない人に「ライヴのどこがそんなに楽しいの?」と聞かれますが、
バンドと観客の双方が生み出すエネルギーに支配されたあの独特の場の楽しさを説明するのは難しいです。

同様にここで書いているのもライヴの感想と報告であり、
偶々読んだ人に「ああ、ライヴって楽しそうだなあ」という雰囲気が伝わっているとは到底思えませんが
(伝えようなんて傲慢な気持ちもありませんけど)
興味をもたれたなら独りでもいいので会場に足を運んでみてはどうでしょうか。
とりあえずはTHUNDERからでも。

来年も金と時間の許す限りは行きたいものです。

とりあえず既に7本は確定していますが。

んでは本日はHR/HMアルバムBEST10をば。
いうても上位3枚が抜きん出て後は順不同という感じですが。
 

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No.1 「KAMELOT / The Black Halo」

ロイ・カーンさんは意外にもライヴではアルバムでの超絶歌唱を再現する事はできてませんでしたが
(まあその分立振る舞いから発するエロオーラで充分ライヴを盛り上げましたけど)
それでもアルバムのトータルクオリティが損なわれるわけでもなく。

聞いた当初は1曲目からヘヴィやの~と思ったものの今やこの行進無しでは始まらんよなぁ
と思わせるダークな"March of Mephisto"に始まり日本ボーナストラックである"Epilogue"で終わるまでの
60分弱、聞き手を見事にKAMELOT版「ファウスト」劇の虜にするコンセプトアルバムの傑作。

個人的にはBEST COVERも送りたい。
ジャケットがアレなメロパワ系の中にあってこのジャケットの絵柄は
比較的街に着ていっても恥ずかしくない美麗な柄だったので。

 

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No.2 「HARDCORE SUPERSTAR / HARDCORE SUPERSTAR」

他所のサイトがDRAGONFORCEを滑り込ませるなら俺はこれを入れるぜ!

前作発表後のツアー中に突然起きたメンバーの関係悪化による活動休止宣言。
そこから立ち直ってセルフタイトルで臨んだこのアルバムの何と素晴らしいこと。

ポップさを前面に押し出した前作「No Regrets」から入った人間なので
1stに原点回帰云々という評し方はできないけども
前作のポップさから一転、メタル的ともいえるヘヴィな音像となりながらも
それでいて各曲のキャッチーさ、メロディアスさは全く失われることなく、
そこにさらにLAメタル(というかMOTLEY CRUE)的なエッセンスすら加えてしまうこのスマートさ。

それでいてそういった素材に取り込まれることなく聞いていてHCSSだなあと思わせるのは
やはりヨッケのヘタウマヴォーカルが重要な位置を占めているからなのですかね。

インタビューでギターのシルヴァーがコメントした

「これはAEROSMITHが作りたくて決して作れなかったアルバム」

という言葉は決して誇張ではないと個人的には思う所存。
とにかくどの曲がシングルカットされてもおかしくない捨て曲無しの傑作。
公式のPVを見て何も感じないヤツはROCKを聞くのをやめてしまえ。

あとは日本に来てライヴでのパフォーマンスも本物であることを証明するだけですが、
現時点では公式で発表されてる日程が東京2DAYSしか書かれてないのな。
なんとか大阪にも来てくれんじゃろうか。平日上等。
 


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No.3 「SENTENCED / The Funeral Album」

日本の地を踏むこともないまま永久の眠りについた北欧メランコリックメタルバンドの「遺作」。

今考えるとやっぱりChildren Of Bodomの来日中止になった「S」のつく前座は彼らだったのかなあ。
ビクターの実績のあるバンド以外は冷遇するという「バンド墓場状態」もさることながら
前作の時点でAVALONに移籍できていれば状況は変わったかもしれないのになあ…。

解散してしまった今は静かにラストライヴのDVDを待つのみです。

 

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No.4 「NEVERMORE / This Godless Endeavor」

とうとう某雑誌で特集が組まれたものの、状況はあんまり好転していない
国内過小評価オブザイヤーなバンドの新作。

天才ギタリスト、ジェフ・ルーミスの相変わらず圧巻のギタープレイに加え、
TESTAMENTのスティーブ・スミス正式加入&曲作り参加ということで
従来よりさらにスリリングなギターソロの応酬が聞けるというのも売りではありますが、
今回はなんか聞きやすくなったような気がする。

最初に公開された"Final Product"が(NEVERMOREにしては)出だしが普通のメロパワみたいだったし、
ウォレルのヴォーカルも相変わらずヘンだけども、
それでも以前よりも一般的なメタルファンに訴求できるだけのキャッチーさを備えている様に感じる。

そんないい意味での大衆受けする変化と
日本でのレーベルも比較的メタルに熱心なキングレコードに移ったということで
今度こそ日本で彼らのケイオスワールドを拝めるのではないかと淡い期待を抱いているのですが
今のところそういった情報は何もなし。

ジェフがインタビューで云っていたのも行けたらいいなあという願望だし。
キングレコードは今年SILENTFORCEを呼んだり、
サウンドホリックと組んで「Melodic Stardium」を企画したりと
バカ売れバンド以外にもバンド招聘に熱心だからホント期待してるんですけどね。
 


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No.5 「THUNDER / The Magnificent Seventh」

明日のBESTライヴで云いたいこと書くので割愛。
 


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No.6 「PRIMAL FER / Seven Seals」

来日決定につき急遽購入して聞いてみたら
Nucler Fire以来購入していなかったことを土下座して謝りたいほどの鋼鉄度臨界点突破の一枚。

ラルフさんのマッスルぶりとメンバージャケの謎のカンフーポーズも臨界点突破。

 

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No.7 「MASTERPLAN / Aeronautics」

ヨルン・ランデが脱退することなく2枚目が出たことが驚きの一枚。
とにかく"Back For My Life"とマスプラ版"Dark Ride"といえる"Black in The Burn"につきる。
 

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No.8 「To/Die/For / Ⅳ」

HCSSと同じくらい再起が心配されていたバンド。
何気にテクニシャンだった前ギタリストがいなくなってギターソロの煽情度は下がったものの、
このヴォーカルが歌っていればTo/Die/Forだよなあという気も。
今度は大阪にも来て欲しい。
 

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No.9 「HEARSE / The Last Ordeal」

今年も新作を出したのにネットメタル界では全く触れられなかったヨハン・リーヴァのバンドの3rd。
ギターとかさらにカッコよくなってるのになあ…。
 

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No.10 「BUCKCHERRY / 15」

バンドの充実振りがひしひしと伝わってくる一枚。
曲の乗りやすさ、キャッチーさがライヴでどれだけの効果を生むのかを
見せてくれたという点でも評価したいですわ。


人気バンドが満を持して新作をリリースした年でしたが
蓋を開けてみると私のランクには入ってないっすね。

曲単位では良い曲もあったんですが、
なんかアルバム聞いても右から左に抜けていく作品が多かったというか、
その印象が変わるのを期待してライヴ行ったら
新作からの曲をほとんどやらないというケースが結構多く、
(GAMMA RAYやChildren Of Bodomなんかはまさにそれですね)
結局こうやってBEST10を書くにあたってそういったバンドのアルバムは
私の頭に浮上しては来ませんでした。

まあ来年の某誌の出来レースランキングではそういったバンドが名を連ねるでしょうよ。

今年はHR/HMから離れて洋楽ロック全般に手を出すようになったので
そっちのBESTも書きたかったけど時間がないので来年末からということで。

HELLOWEEN来日の日程出ましたね。

大阪は日曜なので確実に観にいけそう。

前情報どおり前座はPrimal Fear
これは今回もばっちり前座に喰われそう。
というか東阪だけでいいのではろゐんツアーの前後にでも単独公演を入れてくれないかなあ。

2chに既に始まっているヨーロッパツアーでのセットリストが上がってて
それは新作中心に過去のアルバムのリーダートラックを網羅した理想的なものだったけど
招聘元があのクリマンでは日本公演の際にはどんだけ前座の演奏時間が削られるかわかったものじゃないので。

以下2chから転載

1. Demons & Angels
2. Rollercoaster
3. Nuclear Fire
4. Seven Seals
5. Angel In Black
6. Diabolus
7. Running In The Dust
8. Final Embrace
9. Metal Is Forever
10. All For One

9.~10.の流れは是非日本でもやっていただきたいのう。
 

さんざんひた隠しにした挙句、結局ゲストなしというケチのついた
今回の来日公演。クリマンがその分演奏時間を長くするなんて言い訳しても
そもそもチルボド自体、疾走曲で駆け抜けるタイプの音楽性であり、
そのくせテクニカルなんだから急にそんなこと云ったってバンド側も
云うこと聞いてくれるとは思えんけどなあと思いつつ最果ての地にあるZEPP OSAKAへ。

初めて来る所だったんですけども、ぴあの見取り図じゃブロック分けされてるから
チケットに書いてある番号で分けられたら真ん中より後ろだなあ、
と不安になりながら中に入ると単に仕切りでブロック分けされているだけで(最前はともかく)前へ行けなくはなかったので2ブロック目の仕切りを背にする位置をキープ。
これならモッシュが起こっても後ろから押されることもないから安心。

開演時間から5分押しで場内が暗転。

映画のSEの後、アレキシが選んだであろう聞いたことのないロックが流れる中、
大きな歓声を浴びながら続々とメンバーがステージに登場。

そしてアルバムで最初に聞いた時はTO/DIE/FORの曲みたいと思ったヤンネのkeyに
ヤスカの叩くハイハットが重なり、ヘンカのベース、ローペのギターが続き、
疾走パートにアレキシが飛び込んできてアルバムの1曲目"Living Dead Beat"がスタート。

最前ブロックは後ろから見ても分かるくらい跳んで跳ねてぶつかってのケイオス具合。
良かった前の方行かなくて。

2曲目は"Sixpounder"。中間部ではアレキシと一緒に会場が一丸で「ヴォォォー!!」と咆哮。
ソロパートになるとヤンネのkey(勿論、鍵盤を正面にした僕の指捌き見て見て仕様)の傍に立つアレキシ。
やっぱりそこはお互いに確認しあわないと難しいんだろうか。
以降もユニゾンパートでは二人で並んで弾いてました。

曲が終わるとアレキシのファッキン連発MCの後、ギター交換。
その間をヤンネがkeyでBGMを弾いて繋ぐという構成。

ヤンネの弾く音から次の曲がなんとなくわかるのでこれ結構効果的。
アレキシのコールから始まったのは"Silent Night,Bodom Night"。
やっぱり昔の曲だとみんな弾け具合が違うなあ。

ただこの頃からちょっと気になり始めたのは、時々ギターのソロパートの時に
アレキシもローペもすぅっと屈みこんで弾くため、前の人の頭で見えなくなり
しかも前列3人はしきりに広いステージを動き回るため姿を見失うこともしばしば。

まあそういう時は定位置のヤンネさんを観ていればいいんですけども。
そのヤンネさんは噂どおりkey横のアンプにペットボトルと
何故かコップに注いだジュース(いやビールか?)を3つ置いており
自分のパートでない時はそれをグビグビ仰いでいなさった。
曲が終わってまたギター交換をしている時にヤンネさんが指でコンコンと叩く鍵盤の音に
次の曲が分かった観客から歓声が上がる。

「Hate Me!」と自分を指しながら叫ぶアレキシ。そして始まるリフとメロディの大合唱。
ギター交換が終わってマイク前に立ったアレキシは急に下を向いたかと思うと

「ヽ(`Д´)ノ カァァ~~~~( ゜д゜)、ペッ」

そして何故か起こる歓声。アレキシ苦笑い。いやでも実際きれいに放物線描いて飛んでました。
普通あんなに飛ばせないよ。

「お前らアルバムは買ったか? 次はファッキンな新曲だ! "In Your Face"!!」
ゴリゴリなリフは気持ちいいんだけれども、やっぱりこの曲はパッとしないなあ。
周りの腕の上がり率もさっきまでに較べるとやや低め。
新作からやるならやっぱり"Trushed,Lost&Strungout"か"Bastards Of Bodom"あたりの
従来のボドム色の強い曲をやって欲しいんだけども…。

でも、次に一番聞きたかった曲"Angels don't kill"をやってくれたらそんな不満はどうでもよくなりました。
ヤスカさんのドラムソロを挟んで次は"Bodom After Midnight"。
しかもヤンネのソロパート後にそのまま"Bodom Beach Terror"に変わって
曲が終わるとアレキシのギターソロから再び"Bodom After Midnight"に戻るというメドレー構成になっているのがカッコイイ。
こういうのがライヴの醍醐味やねえ。

日本でやるの初めてみたいなMCで"Follow The Reaper"をやった後は
皆さんお待ちかねの"Needled 24/7"。

出だしをガガガッと弾いてからいったんブレイクを置いて
タメを作ってから紡ぎ出されるチルボド一の人気曲に場内は俄然ヒートアップ。
ああ、前にいなくて良かった(2度目)
正直、アルバムであまりに聞き過ぎたせいか自分はあまり「来なかった」ですけど
やっぱりイントロを「オオオオーオオオー♪」て合唱するのは
この手の音楽では数少ない観客の参加パートだけに楽しかったですわ。

ステージにアレキシとヤンネだけを残して始まったソロバトルは
「お前これできんのかよ」「余裕でしょ。これは?」「お主やるのう」という風に交互にソロを繰り出し
だんだん長いフレーズにしていくというもの。
といってもあまり刺々しいものではなく最後の方ではソロを引くヤンネの肩にアレキシが腕を乗っけて
どんなもん?という形で覗き込んだり、口に含んだペットボトルの水をヤンネに向かって吹き付けたり
(その後タオルで鍵盤をそそくさとフキフキしていたヤンネさんがとてもプリチー)
と普段のスタジオのじゃれ合いを持ち込んだ微笑ましい雰囲気でした。

他のメンバーが戻ってきてまたしてもパッとしない新曲"We're Not Gonna Fall"
(どちらかというと最後にアレキシが叫んだ「アリfuck'nガトー!」の方が印象的)を演奏した後は
再び人気曲"Hate Crew Deathroll"だったわけですが、ここで驚きの演出が。
なんと後半のサビ部分で曲がスローダウンしアレキシがサビを観客に歌わせようという無謀な行動に。
ちょ、ちょう待っとくれやす。うちデスメタルの歌詞なんて覚えてませんえ!(混乱中)

他の観客もこの演出に驚いたのかわずかしか声は挙がらず一瞬グダグダに。
アレキシは苦笑いしながらすぐに自分で歌ってそのまま曲は駆け抜けるように終了。
悪いことしたなあ…。

「最後の曲だ。死神がお前らに問いかけるぜ…"Are You Dead"……?」
「「「"yet?"!!」」」

曲名が曲名だけに後半にもって来るだろうなあと思っていたけど
まさか本編ラストに持ってくるとは自信あるんでしょうね。
勿論、サビでは「Are You Dead Yet!!」の大合唱でした。

アンコールで演奏された曲は…知らない曲だなあ。と思ったら3rdの曲"Everytime I Die"でした。
…まあ、3rdって一番聞き込んでないからなあ。

最後のMCの最中にkeyの音を外したヤンネにアレキシ指導の下
「Janne sucks dick!!」の大合唱でひと笑いあったところで恒例の"Downfall"で締め。

終わってみれば90分きっかりのライヴであり、
これが果たしてクリマンの云うような演奏時間の延長があったのかどうかは
はなはだ怪しいと云わざるを得んけども、チルボドの音楽性を考えると
これ以上演奏されてもダれるだけだとは思うのでこれはこれでよかったと思います。

ただ、だからこそこれに前座1時間くらいがついてやっと納得できる金額だと思うのな¥7000って。
場所がZEPPとなると往復の電車代もそれなりだし、
@のドリンクチケットも払わないかんしで、
バンドのパフォーマンスには大満足だったけどもなにかスッキリしないライヴでございました。

set list
01. Living Dead Beat
02. Sixpounder
03. Silent Night, Bodom Night
04. Hate me!
05. In Your Face
06. Angels don't kill
07. Drum solo
08. Bodom After Midnight~Bodom Beach Terror~Bodom After Midnight
09. Follow The Reaper
10. Needled 24/7
11. Alexi vs Janne solo battle
12. We're Not Gonna Fall
13. Hate Crew Deathroll
14. Are You Dead Yet?

encore
15. Everytime I Die
16. Downfall
 家に帰ってから風呂場で試したけどやっぱりあんなにきれいに遠くには飛ばせないなあ。
ドラマーがスティック回しを練習するようにアレキシも練習したに違いないなきっと。


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